犬島ツーリング(2012/8/17)

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アート研修その2 / 片上大橋より/ 宝伝港 / 道の駅「一本松」/ 
犬島到着 / 精錬所跡 / 家プロジェクト / 道の駅「海の駅」

アート研修その2
前回直島に続く第二弾として今回「犬島」を訪れることにした。ここには精錬所跡があるということで産業遺産をどのように現代アートと融合して表現しているのか見に行くことした。
山陽自動車動に乗り岡山方面を目指す。本日快晴なり!
7時22分。三木SAにて朝食
さらに岡山方面へ走る。なんだか怪しい雲が前方に見える。
赤穂ICで降り、次はブルーラインに入る。
8時32分。交通量も少なく走りやすい。このブルーラインは1974年から1977年にかけて作られた観光道路だったらしい。ただ、今では国道2号線のパイパスとして用いられることが多い。確かに大型トラックが多かったなぁ。また、本来景観を楽しむための道路のはずなのだが、山間を通っている区間が多いため、それほど景観を楽しむって感じではなかった。(;´_`;)
まあ、それでも海が見えてくればそれなりの景観が楽しめるわけで・・・。ちょっと休憩してみる。

片上大橋より
8時47分。いい眺めだ!


道の駅「一本松」
9時24分。ブルーライン沿いにある一本松に寄ってみた。
ここにはちょっとした遊園地っぽいものもあった。ブルーラインが開通した当時はさぞかし賑やかだったろうと思われる。今では広い駐車場もクルマがまばらでその姿が痛々しい。(*_*)
ところで、この「一本松」のネーミングからどこかに象徴するような一本松があるかと思ったのですが、それも見あたらず・・・。ただ、のんびりした時間が通り過ぎていくのでした。
(!o!)オオ!宝伝港の案内が見えてきた。もう少しだ。

宝伝港

10時9分着。犬島は小さい島であり、宝伝港から見える距離にある。ここでバイクを駐めて、高速船で島に行くことになる。宝伝港発が11時なので、暫くこの辺でぶらつくことにする。
ポニョ発見!
こういうところもまたいい感じ。
港といっても、小型船がちょっと停泊するていどの規模。宝伝港-犬島までは大人片道\300。時間は15分程度。
では、出発します!
犬島到着
15分で犬島に到着。
すぐさま犬島のアートプロジェクトの事務局があり、受付を済ます。
精錬所が\1,000で家プロジェクトが\500です。
真夏日です。


精錬所跡
遠くに見える精錬所跡地。
建築家・三分一博志氏とアーティスト・柳幸典氏が美術館として再生させたものだそう。
現場に入るときに10名くらいのグループを作り説明員が案内してくれます。
この日も暑かったのですが、煙突効果で空気の流れを作り出して涼しく感じます。
入ってすぐの長い廊下を用いた太陽と外の光を用いた表現はおもしろかったです。
次に上記のような空間が現れました。これは「日食」を表しているそうです。半円なのですが、巨大な一枚大理石の上の水たまりで反射して丸く見せようしているような感じでした。真ん中のドアなどが浮いています。これは元々犬島の廃屋解体時に出てきたモノを活用しているとのことした。
先ほどの部屋を抜けたところにこのようなドアがいっぱいぶら下がっている空間がありました。
これを見たとき「うる星やつら」のイナバくんの未来の部屋を連想してしまいました。(^.^)
↓こんな感じの奴。
これはそれぞれの人の未来を表しているのでしょうか?
あとは三島由紀夫との関連したモノが多くありました。ただ、最近のアートはプロジェクタを使ったものが多いような感じがしてどうも安易な感じがします。室内アートは精錬所跡地とは別に後から作ったモノです。建物から出ると本来の精錬所跡の産業遺産が見られます。
銅は江戸期より主要な輸出品として日本経済を支える存在でしたが、銅の精錬時に発生する煙害対策や原料輸送の利便性の観点から、瀬戸内海の島々に精錬所が建設されました。1909年に地元資本によって建設された犬島精錬所もそのひとつであり、後に藤田組、住友へ経営者を変えつつ銅の精錬を行いましたが、銅価格の大暴落により約10年で操業を終えました。犬島では一時的に人口が急増し、港の周辺には会社の社宅や飲食店、娯楽施設等が建ち並び、銅生産の好調ぶりが反映されました。現在の犬島には、銅の精錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や、大煙突など独自の産業景観を形成し、90年近くを経てかつての大規模な精錬事業を伺わせる遺構が良好な形で残されています。また犬島精錬所跡地は日本の産業発展の過程において革新的な役割を果たした遺産として、平成19年度経済産業省による「近代化産業遺産群story30」に認定されています。
犬島アートプロジェクト「精錬所」公式サイトより引用

見事なまでの精錬所跡廃墟である。そこらへんの放置された廃墟とは違い、当時の活気が想像できるような産業遺産である。同じ廃墟でも人の手で残していこうとするとそれなりに美しい。この廃墟を散策していくと天空の城ラピュタの「失われた楽園」の曲が頭の中で響き渡る。

「天空の城ラピュタ」より
上記クリックするとイメージ動画になります。(mp4形式はこちら
※youtubeでは著作権の関係でBGMが流れないようですので、自宅サーバーにビデオファイルを置きました。(;´_`;)
家プロジェクト

精錬所跡を後にして次は「家プロジェクト」の方を回ることにした。F邸、S邸、I邸があるようだ。
F邸は柳幸典氏の作品で相変わらず太陽をテーマにしているようだった。
ただ、ネオン管をいっぱい用いているので一見するとパチンコ屋状態かも・・・
次にS邸(上写真)。「蜘蛛の網の庭」 2010年
蜘蛛の巣をイメージしてそれで形を作っているような作品。結構これも手間がかかりそうだ。
I邸に行く途中にあった「中の谷東屋」。ようするにちょっとした休憩所。
これがI邸。「眼のある花畑」 2010年。
一見すると公衆トイレかと思った。これは三島由紀夫をテーマにしているらしくプロジェクタの映像をただ単に流しているだけでした。しかも、目が大きく映っていてその中に時代が映し出されるという「貞子」を連想させるような感じ。┐(´-`;)┌なんだかなぁ・・・
犬島を満喫したところで、13:20犬島発の高速船を待つことにする。
もう少し時間があればいいのだが、この時間の船を逃すと中途半端になりそうなので、昼飯をどこかで食べようかと思っていたのですが、寄り道できずでした。離島は連絡船の時間に縛られるのが問題だが、逆に時間制限の中での楽しみ方かもしれない。しかし暑い・・・
13時7分。高速船がやってきました。
そうして犬島を後にすのでした。

海の駅

まだ、昼飯を食べていない。途中「海の駅」という道の駅があったので、そこに寄ってみた。
ここでちょっとした海鮮丼を食べたように気がするが、忘れてしまった。(-.-)
腹ごしらえもしたところで、また、自宅方向に向かって走り出す。
16時26分。相変わらず暑い日で、見事な積乱雲が発達していた。



今回の走行距離:304kmでした。
お疲れ様でした(^.^)/~~~

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