これまで2ch版の温度計作ったのですが、いろんなところの温度を同時に測りたくて、K型熱電対を使った温度計(8ch)を作ってみました。ついでにBT経由でスマホ連携もしてみました。
1. ブロック構成

今回は制御マイコンとしてNXPのLPC11C24を使いました。特に理由はなく、その時流行りだったからか、身近にあったからかもしれません。
熱電対の温度センサー制御アンプMAX31855は8chとなると単純に×8個置けばいいのですが、結構高価な部品なので、マルチプレクサで8chにしました。ADC707は8ch2回路のもので、かつON抵抗が小さいので、実質測定には影響ありませんでした。一方マルチプレクサによくある4051などのレガシーデバイスを使うとさすがに使えませんでした。”(-“”-)”
MAX31855 は測定時間は100msecかかります。したがってマルチプレクサで8ch分を測定するには800msecかかります。この装置のデータ出力更新周期は1秒にしているのでOKです!
2. 回路図

またよくある円筒リチウム電池(18650)を装着して簡易充電回路も構成しておきました。
3. 基板製作
3. ソケットケースの製作
4. 完成!


USB経由データはteratermなどで表示します。
☟動画デモ