1.ポケオシが壊れた
今まで簡単な動作確認使用していたUSBタイプのポケオシ(JDS UDS-5206S )を使おうとしたら突然PCと接続できなくなって壊れた様子。デバイスとして認識した上にUSBハブの電源が落ちる?現象になった。ポケオシの電源系がこわれたか!?ってことでとりあえずお約束の分解!


壊れた場所を特定するのにとりあえずクンクンと匂いを嗅ぐ。
半導体の焦げた匂いはしなかったので、コネクタかL,C,Rの受動素子の破壊かもしれない。
最近のセラミックコンデンサは壊れるとき「ショートモード」になるので、それも注意する。壊れたセラミックコンデンサは表面にひびが入っていることが多いので、とりあえずいろんなところを目視とクンクン・・

怪しい部品を発見!
電源ラインのコモンモードチョークコイルだと思うが、その周辺がどうもきな臭い。
基板の色も少しおかしい。
ということで、おそらくこの部品が壊れた模様。テスターで見てみると、VCC,GNDがショートしており、しかもGNDが導通していない。
壊れた部品はこれで間違いない!
ということで取り外してみる。


なんじゃこりゃ!
巻き銅線がボロボロになって切れてしまっているではないか!
この代替品になるものが無いか在庫をあさってみる。
するとACT1210-500というコモンモードコイルが見つかった。サイズは3225なので、元のコイルより少し小さい。
直流抵抗は0.5Ωなので、使えなくはないがギリギリってところかな。
本当はもっと適している部品があるとは思うけど、探すの面倒だし、とりあえず応急処置としてこのコイルをつけることにする。

