いろいろ使いやすいようにカスタムしてみた
1.Yahooリモコンの装着
ハンドルにYahooリモコンをつけたいが、スイッチBOXがいっぱいで場所がない。
2.フロントスプロケット交換(16丁→18丁)
フロントスプロケットカバーを外すとこんな感じなっており、羽みたいな金属板が取り付けられている。おそらくこれはチェーン外れ防止のものだと思われる。これを外すともう少し大きくできる余地はありそう。
計算すると1丁増やすごとに約2.5mm半径が大きくなるみたいなので、2丁増やすと5mm(直径は10mm)大きくなる。これくらいなら入りそうな気がするので18丁を試してみる。
元のスプロケットは厚みがあり、この厚みがないとねじ固定できないみたい。
SUNSTRの410-18(525)との軸部分の厚みの差は約2.6mm。リングシム(SUS:内径Φ30mm,外径Φ40mm)でこの厚みを調整する。また同時にオフセットも調整。
これらを組み付けて完成!
走行試験を行ってみたところ、今までGPS計測で100km/hのところをメータ表示で109km/h@3600rpmとなっていたが、それが97km/h@3200rpmとなり、109*16/18=96.888の計算とほぼ合っている。真値速度より低めに表示するので、注意が必要。また、今まで「D」モードで行っていたオートギアシフトタイミングでは、ギアが高めでエンジンがガクガクする。
そこで、「S1」モードにすると、いい感じの回転でギアシフトするので、これからはこの「S1」モードがデフォルトになりそう。感覚的には7速目相当のギア比に感じる。
トリップ距離は表示の1.125倍する必要がありそうだ。
燃費は平均で23km/lくらいになった。
3. GIVI フロントエンジンガード、フォグランプの取り付け
CRF1100L Adventure Sports DCT向けのフロントガードパイプは主に各メーカ以下のようなものがある。
ホンダ純正のフロントガードパイプは2020/7時点でバックオーダーを抱えており、入荷時期は未定とのことで、未定のものに対して待つことはできない。そもそも純正のパイプのデザインがあまりにシンプルすぎで、個人的にはもう少しゴテゴテ感のあるものがよかった。
パニアケースはGIVIとの連携もあるとのことなので、今回GIVIのTNH1178をつけることにした。
一方、ホンダ純正のフォグランプを別途購入済みであったが、上記のガードパイプの形状を見てもわかるようにもともと純正のフォグランプは純正のパイプに装着することを前提としている。ヘプコ&ベッカー製は純正パイプと取付部の形状が似ているらしく、穴あけ加工の追加工を少し施すことで純正のフォグランプを装着している人もいるがGIVIのパイプはかなり形状(角度)が異なるため純正のフォグランプを簡単なパイプの追加工で装着することはできない。(フォグランプの水平光軸が合わない)
従って、GIVIからこのパイプに装着できるフォグランプが発売されているが、それでは負けた気がするので、純正フォグランプをTNH1178に装着してみる。(ハーネスも純正の方が接続しやすいしね)
純正のフォグライト位置に合わせてこのあたりに取り付けたいが、このバーに純正フォグライトのステイネジ穴を合わせるとフォグライトの水平光軸が滅茶苦茶傾く。(当然ですけど)
そこで光軸角度を合わせて取り付けられるようにここに専用のステイを作り、そこに装着することにする。
最初はパイプの裏側に固定具をつけようとしたが、フォグランプの後部とカウルが干渉する可能性もあったので、少し下に落とした格好の位置にした。
何度も試作を行い、光軸角度の確認のため最初は3Dプリンタ(樹脂)で製作し、実際に水平光軸を確認し、そのあと、同じ形状のものを鉄で加工する。
できた専用金属ステイをフロントバーに溶接するのだが、パイプなので取付面が円周上となり、固定基準がないため取り付ける位置(角度)をどのようにするのかが一番の課題となった。
そこでパイプを本体に固定するときの固定平面があったので、それを基準として補助固定治具で取り付け金具の位置固定を行った。
これにより、左右の取り付け位置、角度を微調整して溶接することができた。